男女で比べる症状
当院にお越しの患者さんによく「男性と女性では、どちらがかたこりが多いの?(腰痛が多いの?)」と聞かれます。
そこで
これは、国が発表した世代別、男女別愁訴(腰痛・肩こりの)グラフです。
これで見ると、男性は『腰痛』のほうが多く『肩こり』も20代後半からリタイヤするまでの”働く世代”に関係しているようです。
一方、女性では『肩こり』が若い頃に『腰痛』は年配になるほど増えているのがわかります。これは女性の場合、更年期以降の骨密度と関係しているといわれています。また、10代から肩こりが女性のほうが多く見られるのは、男性に比べ筋肉の量が少なく、腕の重さや頭の重さが首の付け根辺りに集中して筋肉が血行不良を起こし老廃物をためてしまうからです。
また、男女共に肉体労働者よりデスクワーク(PC作業)による肩こり・腰痛を引き起こすことが多くなり、それに伴って我々のような業種が比例して増加しました。