かたこりのおべんきょう7
それでは肩こりに関係する筋肉を一つ一つ改善させるための運動(ストレッチ)方法を見ていきましょう。
人間が2足歩行になり、腕をかき上げる動作が少なくなりました。それにより、肩甲骨の可動域が減少しこの筋肉が使われなくなったといわれています。
*どの運動も無理をせず、痛みがあるときは中止してください。
それでは肩こりに関係する筋肉を一つ一つ改善させるための運動(ストレッチ)方法を見ていきましょう。
人間が2足歩行になり、腕をかき上げる動作が少なくなりました。それにより、肩甲骨の可動域が減少しこの筋肉が使われなくなったといわれています。
*どの運動も無理をせず、痛みがあるときは中止してください。
今まで見てきたように「かたこり」は血行不良により筋肉内に疲労物質が蓄積され、それが神経を刺激して凝りの嫌な痛みを私たちに感じさせているようです。
では、どのような筋肉にこりをつくってしまうのでしょう?
肩こりに大きく関係する3つの筋肉を紹介します。
僧帽筋
肩こりの代表筋肉といわれています。マントのように背中に大きくかぶさり、背中・肩・首・鎖骨へと連なっていきます。
肩甲挙筋
寝違えの筋肉とも言われる筋肉です。肩甲骨の端から後頭骨の下にある筋肉です。
頭・頚板状筋
この筋肉が凝ると肩こりというよりは首が凝っているような感じが出やすい筋肉です。(首こり筋肉)
今回は、肩こりが起こるメカニズムについて書きます。
前回までの楽な生活での筋力低下・悪い姿勢がもたらす一定の筋肉への負担・精神的なストレスまたは現代社会で切っても切れなくなったパソコンなどの作業(テクノストレス)・・・これら全てに共通するのは、筋肉が血行不良を起こし、疲労物質が蓄積されてしまう。ということです。
長時間によるデスクワークや悪い姿勢、一定の姿勢を保持するためには特定の筋肉だけにプレッシャーを与えます。やがて、その筋肉は疲労が溜まり緊張状態へ
その筋肉が緊張し続けると筋肉内にある血管を圧迫し始めます。
血液をエネルギーとしている筋肉は、動きのない筋肉の中で圧迫を受け不完全燃焼を起こし老廃物を生み出します。
老廃物が蓄積されていくと、その近くにある末梢神経を刺激し始めます。
やがて、その刺激は脳に伝わり初めて痛みとして感じます。
すると、痛みを感じた脳は反射的に筋肉を収縮させ、さらに肩こりを生む悪いサイクルへと・・・慢性的な肩こりの始まりです。
精神的なストレスが肩こりを引き起こすと前回述べました。
その中でも最近特に急増している『テクノストレス』からくる眼精疲労、それに伴っての肩こり・頭痛についてみてみます。
テクノストレスとは、長時間のパソコン・スマホを集中して見つめることにより眼精疲労を引き起こします。また、首・肩・頭の筋肉に過度な緊張が起こり酸素がいきにくくなり、血行不良をおこし、老廃物が蓄積され、首肩こり・緊張型頭痛(頭こり)を招く症状です。
これらの症状は現代の仕事でパソコン作業を減らすことも難しく、なかなか回復しづらいのも特徴です。
肩こりを引き起こす原因について、日常生活の運動不足・習慣になってる悪い姿勢とみてきました。
これら2つに肩こりの3大要素といわれる原因のもうひとつ、精神的ストレスによる肩こりについてみてみたいと思います。
ストレスが心身に何らかの影響を与えるときには、自律神経という神経系統が重要なカギを握ります。自律神経は、交感神経と副交感神経に分けられます。この2つが上手く働いていれば健康な身体を保てれるのですが、ストレスが強まるとバランスが崩れ、首や肩の血流をコントロールしている交感神経が過度に反応して、血行障害を起こします。これが、コリの原因となるのです。